「どれほどひどい親でも子どもにとっては唯一無二の存在だ」
「親子関係のリミットが迫るほど「親からの愛情や承認がほしかった」、そんな風に話す人もいる」
「なぜこうまで振りまわされるのか、そんな思いから自分と母との関係を顧みたとき、それまで信じてきたころが崩れる子どもも多いという」
「元々怒りやすい人、暴力的な傾向のあった人は、双極性障害などの可能性が考えられる」
「認知症にはまだら症状」という病態が出ることが多い。」
「まじめに対応するよりも、うまくとぼけたり、適当に相槌を打って聞いているふりをした方が早い」
「『お母さんのおかげで助かりました』、そんなふうに褒めじょうずになる。親の自尊心を満たすことで明るくなったり、穏やかになっていく場合が多い」
「かつて自分は愛されなかったからこそ、せめて今から愛されるために頑張りたい。それは無理からぬことだろう」
「自分を愛してくれなかった親に愛されたい、今からでも自分を認めてくれるような親に変わってほしい、その切なる思いをかなえる鍵は親ではなく、実は自分にあるのだろう。変わらない親に苛立つよりも、自分が親への見方を変え、あるいは向き合い方を変えていく。」
介護という未知の世界に入り、自分も介護を受ける親も彷徨う。
その彷徨いの中で「はっと」気が付いてしまう。
大事な親は本当は毒親だったと。
なんだか切ないですね。
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